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自転車をもっと自由に楽しむためのブログ

「働かないって、ワクワクしない?」を読んで自由な時間の使い方を考える

     自由に生きる

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「働かないって、ワクワクしない?」というタイトルを見てどんなことを思うでしょうか。
おそらくニートの生き方とか無職の生き方とかそいういうことを連想するかと思いますが、残念ながらこの本はそういった内容のものではありません。
働いている人でも退職した人でも忙しくても暇でも、自分の自由な時間を上手に使って生きよう、といった内容の本です。
2003年の出版と少し古い本ですが、気になっていたので読んでみました。

自分の自由時間を楽しんでいますか?

全部で12章。それにくわえて本文の間に名言格言がちりばめられています。

目次

第一章 あなたも、のんきで気楽な生活ができる
第二章 ものの見方が生き方を変える
第三章 仕事人間は奴隷と同じ
第四章 あまり働かないことは健康にいい
第五章 失業―自分がどんな人間かを知る真のテスト
第六章 私を退屈させているのはこの私
第七章 誰かがおこした火で温まるのではなく、自分で火をおこそう
第八章 受身の活動だけでは何も得られない
第九章 禅の教え―今この瞬間に生きよ
第十章 くだらない仲間といるよりひとりになれ
第十一章 優雅な生活に大金はいらない
第十二章 終わりは、今、始まったばかり

自分の自由時間をどのように過ごすべきか。そもそも仕事に追われて自由な時間を失っているとしたら、どのように取り戻すべきかを考えるきっかけになりそうな内容が書かれています。

どの章にも「こんなことしちゃってませんか」や「こんなこと考えていませんか」といったリストが多くあるので自分はどうなのか照らし合わせて考えられるところが面白いところです。

日本の自己啓発本に良くあるフォーマットではないため若干読みづらいところもあります。なので一気に読まずに一章づつ読んでみることをオススメします。ひと息入れるときに段落の間におかれる名言格言のことをじっくり考えてみるのもいいですね。

日常に退屈を感じているとしたら、それを打破するのに大切なことかもしれない

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condesign / Pixabay

気になったポイントとして、こんなことが書かれていました。

  • ポジティブ思考とクリエイティブであること
  • 自分から動くこと
  • 仕事よりも余暇に中毒になるほうがよい
  • 一人の時間を大切にする
  • 昨日や明日ではなく、今日や今をよくみる
  • お金を稼ぐことに捕らわれすぎない

どれも仕事で退屈している人にとっては日常を打破するきっかけになりそうですね。
毎日の仕事に追われて自分の時間を見失いがちな時に思い出したいところです。

多くの人にとって賃金をかせぐ労働時間が一日のメインになっているわけですが、その時間を趣味やその他の活動などと同様の扱いとして少し減らしてみるというのも自由な時間の使い方が上手くなる上では大切なことかもしれませんね。

労働が趣味とイコールであればもっと良いかも。

まとめ

こうすれば働かずにお金が手に入る的なハウツーが書かれているわけではないですが、時間をかけてじわじわと自分の自由な生活が深まりそうな一冊です。
仕事に追われて窮屈な思いをしている人や、定年退職を目前にして時間の使い方に戸惑っている人にとって少し気分が軽くなる考え方を知ることができます。
もう少し自由な時間を手に入れたいと思っている人にもおすすめです。