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サラリーマンの副業やダウンシフターに「小商いのはじめかた」がおすすめ

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今ある本業だけに囚われず自由に生きるためにはどのような選択ができるのか。そんなことを考えながら以前から気になっていた「小商いのはじめかた」という本を読んでみました。
小商いという小さなビジネスはサラリーマンの副業やダウンシフターといった人たちにも自由な働き方を考えるよいきっかけになります。

どんな小商いがあるの?14組の小商いを紹介

「小商いのはじめかた」では様々な14組の小商いが紹介されています。
物販、書店、物作り、イベント関連など、それぞれのユニークなアイデアとやり方で独自の小商いになっています。
副業でやっているものもありますし、専業で利益を出しているものもあります。

  • 多肉植物・織物販売
  • 和風家庭料理店
  • 旅行プランニング代行業
  • ファッションデザイナー
  • 蒔絵師
  • 柿渋染め
  • 移動本屋
  • ミュージシャン
  • イベント運営
  • 壺やきいも屋
  • 弁当箱専門店
  • 移動ケーキ販売
  • 山菜採集・和雑貨制作
  • 農家・パン屋・カフェ

こうやって肩書きとして並べてしまうと普通の職業のように見えてしまいますが、それぞれのスケールにあった独自の小商いになっています。
どうしてこの職業を選んだのか、その商いのポイントはどこなのか、そういった疑問が商い人たちのバックグラウンドとともに紹介されていて興味深いですね。

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小商いってどんな生活?小商いのとある一日がわかる

それぞれの小商いの紹介の最後にとある一日がまとめられていて、どのようなスケジュールで商いが行われるのか知ることができます。
業種によってまちまちですが、基本的に朝早いのはどの仕事でも同じですね。
一日をどう使うかというのも小商いのポイントかもしれません。

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はじめる時の不安は?スタート時の収入や生活も掲載

試しに自分で小商いをはじめようと想像してみると一番最初に気になることはスタート時の資金や生活のこと。
どの小商いも最初はお金があまりかからないようにスタートしているものが多いようです。そしてしばらくは小さいコストでまわしていく感じです。
小さくはじめるという考え方は副業をはじめる人には大切な考え方かも知れませんね。

そしてどの小商いも扱っているものが好きだったというのが大きな動機になっていました。
流行っているとか儲かるとかそういうスタートではありません。
好きなことをお裾分けしてお代をいただいているという小さな循環がスタートですね。

続けていけるのか

本に紹介されている小商いを行う人たちが皆若い人たちなので、今後十年、二十年とこの小商いを続けていけるのかという点は気になってしまいます。
本書のタイトルが「小商いのはじめかた」なのでまずははじめてみようということが重要なのでしょうね。
できなくなったら別の小商いを作り出していけばいいと考えればたいした問題ではないかも知れませんが、年配の方が続けてきた小商いも知りたいですね。そのときは「小商いのつづけかた」という感じでしょうか。

今すぐ小商いをはじめられる、巻末の「小商い便利帳」がありがたい。

小商いをはじめるにあたって、行政への許認可申請はどこに出すのか?お金関連はどうしたらいいのか?便利なウェブツールは?
そういったもろもろの参考になる資料があります。
完全網羅とまではいきませんが、関連する参考情報がまとまっているのはありがたいですね。

まとめ

本業を持っているサラリーマンでも、趣味をいかして小さな商いをはじめてみるのもよさそうですね。
収入源を分散しておくことはリスクヘッジとして良い考え方だと思います。
そのうちのどれかが調子よければ本業と入れ替えてみても良いでしょうし、稼ぐということを柔軟に考えてみるのもよいですね。
「小商いのはじめかた」は自由な働き方のひとつの方法としてなかなか参考になる書籍でした。