UCIワールドチーム(プロチーム)が使用するロードバイクメーカー・ブランド2016年版
1月も中旬を過ぎ、いよいよサイクルロードレースもシーズン開幕。春のクラシックレースや真夏のグランツールの盛り上がりが待ち遠しい今日この頃。自転車好きにとってはレースの名勝負はもちろんですが、使用機材も楽しみにひとつではないでしょうか。
ということで、2016年シーズンのUCIワールドチームの使用バイクのブランド・メーカーをまとめてみました。贔屓のチーム・選手の駆るバイクを知りたい方やトッププロの使っているバイクを買いたい方など是非チェックしてみてください。
(バイクの写真はチームカラーではなく市販カラーでご紹介します)
AG2R LA MONDIALE / Focus(フォーカス)
チョコミントカラーのジャージでおなじみAG2R LA MONDIALE。アージェードゥーゼール ラモンディアルと読みます。主力選手にバルデ(BARDET Romain)、ポッツォヴィーヴォ(POZZOVIVO Domenico)がいます。
⇒ AG2R LA MONDIALE
バイクスポンサーは『Focus(フォーカス)』です。
軽量バイクIZALCO MAXやエンデュランス系にはCAYOがあります。
ASTANA PRO TEAM / Specialized(スペシャライズド)
エースとしてヴィンチェンツォ・ニバリ(Vincenzo NIBALI)、昨年のブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝が記憶に新しい若手エースのファビオ・アル(Fabio Aru)が所属するアスタナ。
⇒ Astana Pro Team
バイクスポンサーは『Specialized(スペシャライズド)』
TARMAC、VENGA、ROUBAIXなど幅広い車種がありますね。
BMC RACING / BMC(ビーエムシー)
昨年チームスカイに所属していたリッチー・ポート(Richie Porte)を獲得して活躍が注目のBMC。今年もタイムトライアルの強さが注目です。
⇒ BMC Racing Team
バイクスポンサーは『BMC(ビーエムシー)』
teammachine SLR01やTTバイクのtimemachine TM01などがあります。
Cannondale drapac / Cannondale(キャノンデール)
ピエール・ローラン(Pierre Rolland)とリゴベルト・ウラン・ウラン(Rigoberto Urán)を獲得したキャノンデールドラパック(旧キャノンデールプロチーム)
⇒ Cannondale
バイクスポンサーは『Cannondale(キャノンデール)』
軽量フレームSUPERSIX EVOが有名ですね。またアルミフレームの最高峰CAAD12がリリースされています。
追記:2016ツール・ド・フランスからチーム名がcannondale drapacになりましたね。
Team Dimension Data / cervelo(サーベロ)
今期からワールドチームに昇格したチームディメンションデータ。旧チーム名はUCIプロコンチネンタルチームのMTN-Qhubeka(MTN-クベカ)。
南アフリカ発のワールドチームということや、カヴェンディッシュ(Mark Cavendish)やマーク・レンショー(Mark Renshaw)を獲得したことから話題のチームです。
⇒ Team | Team Dimension Data for Qhubeka
バイクスポンサーは『Cervélo(サーベロ)』です。
Cervélo S5がハイエンドバイクとして君臨しています。
ETIXX – QUICK STEP / Specialized(スペシャライズド)
マルセル・キッテル(Marcel Kittel)が加入してスプリント体制万全のエティックスクイックステップ。トニー・マルティン(Tony Martin)に牽引されるキッテルが期待ですね。
⇒ Home | Etixx – Quick-Step Pro Cycling Team
バイクスポンサーは『Specialized(スペシャライズド)』
エアロ性能の高いVENGAでの豪快なスプリントがみられるかどうか楽しみです。
FDJ / Lapierre(ラピエール)
ティボー・ピノ(Thibaut Pinot)やアルノー・デマール(Arnaud DEMARE)の活躍が期待されるエフデジです。
⇒ Équipe cycliste FDJ
⇒ Groupama FDJ
バイクスポンサーは『Lapierre(ラピエール)』
シートポスト周りが特徴的なXeliusがあります。Aircodeも忘れてはいけませんね。
IAM CYCLING / Scott(スコット)
今年もワールドチーム続行のイアムサイクリング。シャヴァネル(Sylvain CHAVANEL)やハインリヒ・ハウスラー(Heinrich Haussler)などいぶし銀のベテランの活躍も期待ですね。
⇒ IAM Cycling | Swiss Professional Cycling Team
バイクスポンサーは『Scott(スコット)』です。
FoilやAddictといった車種があります。
LAMPRE – MERIDA / MERIDA(メリダ)
新城幸也(Yukiya Arashiro)の加入で今期注目ですね。ランプレメリダは昨年はツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャともにステージ優勝をしているチームだけに新城のステージ優勝も期待してしまいます。
⇒ Team LAMPRE-MERIDA | Team LAMPRE-MERIDA
バイクスポンサーは『MERIDA(メリダ)』
REACTOやSCULTURAといった車種があります。
LOTTO SOUDAL / Ridley(リドレー)
グライペル(André GREIPEL)を有するロットソウダル。今年もスプリントステージでの名勝負が期待です。
⇒ Lotto Soudal
スポンサーバイクは『Ridley(リドレー)』です。
スプリントで活躍するNOAH、軽量モデルのHELIUMというモデルが有名です。
MOVISTAR TEAM / Canyon(キャニオン)
昨年の年間総合ポイントトップのバルベルデ(Alejandro VALVERDE)、総合優勝を狙えるエース、キンタナ(Nairo QUINTANA)のチームです。
⇒ Movistar Team
スポンサーバイクは『Canyon(キャニオン)』です。
AEROAD CFとULTIMATE CFがあります。
ORICA-BikeExchange / Scott(スコット)
昨年ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ2勝と大活躍した期待のホープ、エステバン・チャベス(Esteban Chaves)を有するオリカ・バイクエクスチェンジ(旧オリカ・グリーンエッジ)。
⇒ ORICA BikeExchange Cycling
スポンサーバイクは『Scott(スコット)』です。
FoilやAddictのチームカラーが楽しみですね。
TEAM GIANT – ALPECIN / Giant(ジャイアント)
“スマイリーボム”ことジョン・デゲンコルブ(John DEGENKOLB)の活躍が期待されるジャイアントアルペシン。2015年のツール・ド・フランス17ステージで大金星のシモン・ゲシェケも忘れてはいけませんね。
⇒ Team Giant-Alpecin
スポンサーバイクは『Giant(ジャイアント)』
PROPELやTCRといったバイクがあります。
TEAM KATUSHA / Canyon(キャニオン)
スプリンターのクリストフ(Alexander KRISTOFF)と昨年ツール・ド・フランス、ブエルタともに大活躍のホアキン・ロドリゲス(Joaquin RODRIGUEZ OLIVER)のチームカチューシャです。
⇒ Homepage | Team KATUSHA
スポンサーバイクは『Canyon(キャニオン)』
スプリンター、クライマーともに使用されるAEROAD CF SLXはベストバイクに選ばれるほど完成度の高いバイクとなっています。
TEAM LOTTO NL – JUMBO / Bianchi(ビアンキ)
ロベルト・へーシンク(Robert Gesink)などの活躍が楽しみなチームロットエヌエルユンボ。
⇒ Team Lotto NL-Jumbo
スポンサーバイクは『Bianchi(ビアンキ)』です。
チェレステカラーがおなじみですが、OLTREなどの車種があります。
TEAM SKY / Pinarello(ピナレロ)
2015年のツール・ド・フランス総合優勝マイヨジョーヌのクリス・フルーム(Christopher FROOME)、そしてアスタナから移籍のクライマー、ミケル・ランダ(Mikel Landa)が注目のチームスカイ。
⇒ Team Sky | More news and features
スポンサーバイクは『Pinarello(ピナレロ)』
DOGMA F8やGAN RSといった車種があります。
TINKOFF / Specialized(スペシャライズド)
旧チーム名はTINKOFF – SAXO(ティンコフ・サクソ)、アルベルト・コンタドール(Alberto CONTADOR VELASCO)や世界チャンピオンの怪童ペーター・サガン(Peter SAGAN)などタレント揃いのティンコフです。
⇒ Pro Cycling Team Tinkoff
スポンサーバイクは『Specialized(スペシャライズド)』
TARMAC、VENGA、UCIワールドチームの中で3チームにも使用されるビッグブランドですね。
TREK-SEGAFREDO / TERK(トレック)
クラッシックハンター、TTスペシャリスト”スパルタクス”ことカンチェラーラ(Fabian CANCELLARA)残念ながら2016年シーズンで引退を表明しています。有終の美を飾れるのか注目のトレック・セガフレード(Trek-Segafredo)。旧チーム名はトレックファクトリーレーシング。もちろん別府史之(Fumiyuki Beppu)を忘れてはいけません。
⇒ Trek Segafredo
スポンサーバイクは『 Trek(トレック)』です。
Émonda、Madone、Domaneといった車種があります。
まとめ
2016年シーズンはUCIワールドチームは18チーム。各チームのバイクをチェックするのも楽しみです。各ブランドからチームレプリカカラーが発売されたりするので、応援しているチームがあるのであればレプリカカラーのバイクを手に入れるのも良いですね。
ロードバイク初めての一台でいきなりハイエンドバイクは無理という場合でも同じブランドのエントリーモデルで気分だけでも味わうというのも盛り上がって良いと思います。
また昨今話題のロードレースでのディスクブレーキの使用についても2016年もトライアルは継続、使用期間や回数の限定無しでテストされるようなので、今後のロードバイク機材への影響も気になるところです。またワイヤレスコンポーネントなど新しい機材の導入もどうなるのでしょうか、気になります。
一度で良いのでUCIワールドチームの使用バイクに実際に乗ってみたいですね。