ロードバイク初心者のためのヘルメット選びのポイント
本格的にロードバイクに乗ろうと思ったらヘルメットは必需品です。簡単にスピードの出る乗り物なので事故のときに頭を守るものは必要ですよね。ましてや下りなどでスピードが出ているときに落車した場合、下手をすれば頭が割れます。
ということで、ロードバイクなどのスポーツバイク用のヘルメット選びのポイントをまとめてみました。
これからヘルメットを買おうという方の参考になればとおもいます。
最初は試着が大切
ヘルメットはウェアやシューズと同じで体に触れている時間の多いアイテムです。サイズが合わないけどちょっと痛いくらいだし平気だろうと思って使っていると長時間のロングライドの後半では頭が痛くてたまらないなんてこともあります。
はじめてヘルメットを選ぶときには試着をして自分の頭にどんなヘルメットが合うのか確かめることをオススメします。
メーカによっても幅や形が様々ですからかぶってみないとわからない部分も多いんですよね。あと見た目的に似合うかもわかりますしね。
頭の周囲と前後の長さ
まずは頭の周囲や前後の長さが合わせることが大切です。キツすぎればライド中に頭が痛くなることもあります。またキツすぎると痛いからかといって逆に緩すぎると走行中に動いてしまいヘルメットの用を成さないです。
というわけで、ヘルメットのサイズはジャストサイズがベストです。キャップをかぶるときのように緩すぎずキツすぎないものということですね。頭のサイズは個人差があるので何がジャストサイズかは試してみないことにはわかりません。
試着の際はヘルメットの先端が眉の上にくるくらいに深すぎず浅すぎないようにかぶり、調整バンドでピッタリ合わせたときに揺れないことが大切です。サイズが大きすぎると調整バンドはぴったりだけれど帽体が揺れることがあります。これではいけないですね。
ベルトを最小まで締めないとかぶれないとか、逆に最大まで開けないとかぶれないということがないサイズを選ぶとよいですね。
またサイクルキャップや冬用のビーニーなどをかぶる場合、小さいヘルメットでは入らないということもあります。ヘルメットの試着をする際にはキャップをかぶったときにきつすぎないかも試すといいですよ。
ヘルメットの横幅
サイズ選びでさらに気をつけたいポイントはヘルメットの横幅です。海外ブランドのヘルメットは頭の横幅の狭い欧米人向けにデザインされているので、頭の周囲サイズで選ぶと頭の側面がキツいということがよくあります。
横幅をあわせると今度は前後が大きくてかくかく動いてしまうことも。
サイズはカタログ値だけでなく、ヘルメットの横幅も気をつけた方が良いですね。
メーカーによっては幅広のアジアンフィットモデルを用意しているブランドもあります。頭が幅広で大きいという方はアジアンフィットモデルが適しています。
重さ
重いヘルメットを長時間かぶると疲労がたまります。ヘルメットはできるだけ軽いほうがよいですね。
ロードバイク用ヘルメットの重さはおよそ200〜300g程度なので、頭に合うサイズで候補がいくつか挙がったら、その中で軽いものを選ぶと良いと思います。
初めてのヘルメットでアーバンタイプを選ぶ場合は結構重いのでお気を付けて。bernなどの街乗り用でよく見かけるタイプのヘルメットの重さは500g程度です。
ベンチレーション(通気性)
ロードバイクのヘルメットは蒸れないようにベンチレーション(通気穴)がいくつも開いています。低価格帯のモデルの場合通気穴が少ないものもありますが単純に穴が多ければ良いということでもないで空気が通りやすくて蒸れないものを選びたいですね。
通学用ヘルメットや工事現場ヘルメットのようなベンチレーションのないものはロードバイクには向きません。
また帽体前部のベンチレーションに虫やゴミよけのネットが付いているものもあります。夏場は虫がベンチレーションから入ってしまうこともあるのでネット付きが便利です。
以前カナブンがベンチレーションから突っ込んできたときは何事かと思いました。
OGKのヘルメットは額部分のパットとネットが交換できるモデルがあるので、見た目のデザイン的に問題ないのであればオススメです。
JCF公認
これはレースへの参加を予定している方に関わることですが、レースによってはJCF公認ヘルメットの使用が参加要件に入っているものもあります。レースでも使いたい場合はヘルメットにJCF公認マークが付いているかチェックした方が良いですね。
まとめ
ロードバイクの初心者の方でヘルメットを購入する場合は無理して手に入りづらいモデルを買うよりも、大型量販店やお近くのスポーツバイクショップで試着できる製品の中から購入するほうが良いと思います。試してみて頭に合うことが最優先です。
まずは頭にあうヘルメットをしばらく使ってみてどうしても気に入らないとか、他に欲しいモデルが出てきたら買い換えるというのがよいでしょうね。基準となるものがあれば判断しやすいですから。それにロードバイク用ヘルメットの推奨使用期限はメーカにもよりますがおよそ3年となっているものが多いですし、頻繁に使っていればいずれは買い換えるときが来ます。そのときになったら気になるモデルへアップグレードするのが良いかもしれませんね。
国内でよく見かけるヘルメットブランドをまとめた記事はこちらです。合わせてどうぞ。
⇒ ロードバイク用ヘルメットの主要ブランドまとめ | kogfum
ヘルメットは見た目も性能もフィット感も気になるアイテムです。
自分に合うヘルメットを見つけたいところですね。