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ロードバイクを始めるときよくわからなかったフレームのサイズ選びのこと

     ロードバイク, 自転車全般

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markusspiske / Pixabay

ロードバイクをはじめて買うときに僕が最初に悩んだのはフレームのサイズ選びでした。
まずサイズってなにってところからだったので数値を言われてもさっぱりで、結構長い時間ネットで調べていたと思います。

ロードバイクを専門に扱うバイクショップにいけばサイズを丁寧に測ってもらえるとはいえ、自分の乗りやすいサイズがわからないまま店員さんに勧められるとおりに購入というパターンも多いかと思います。
ショップの店員さんはプロですからお任せしてしまっても良いとは思いますが、買って乗るのは自分ですから多少の知識は持っておくことも大切ですね。

フレームサイズ選びは股下の長さ、手足の長さ、体の柔らかさなどを考慮して選びます。
ジオメトリと呼ばれるフレームの各部位の数値でフレームの特性も変わってきます。

ジオメトリ

フレームの各部位のサイズや角度などの情報をジオメトリと呼びます。
はじめてロードバイクを選ぶときにどのサイズが何に影響するのかまったくわからなかったので簡単にまとめておきたいと思います。

シートチューブ長(フレームサイズ)

BB(ボトムブラケット)からシートチューブまでの長さ。このサイズがフレームのサイズ表記になることが多い。フレームサイズ 50といった具合に表記される

寸法の計測位置の違いからC-T(BBセンターからシートチューブトップまで)、C-C(BBセンターからシートチューブとトップチューブの交点)とに分かれる。

股下の長さに合わせてフレームサイズを選ぶことになる。

シートチューブ角(シートアングル)

数値が大きければ前乗り、小さければ後乗りになる。トライアスロンやタイムトライアル用のバイクは数値が大きくなっている。

トップチューブ長

シートチューブとヘッドチューブを繋ぐ上管の長さ。表記の仕方は水平換算のホリゾンタルと傾斜したスローピングで変わってくる。

ヘッドチューブ長

ヘッドチューブが長いとハンドルの位置が高くなるためコンフォートライド志向になる。

ヘッドチューブ角(ヘッドアングル)

数値が大きいほどヘッドチューブが垂直になりハンドリングがクイックになる。ヘッドチューブが寝ているほど直進安定性が増す。

BBドロップ(ハンガー下がり)

前後のタイヤの中心を結ぶ線からBBがどのくらい下がっているか。重心が低くなるので安定感が高くなる。

フロントセンター

BBから前輪のセンターまでの距離。短ければハンドリングがクイックに、長ければ直進安定性が良くなる。

リアセンター

BBから後輪のセンターまでの距離。短くなれば加速性が上がり、長くなれば直進安定性が良くなる

ホイールベース

前後のタイヤのセンター間の長さ。長いと直進安定性が良くなる。コンフォート系は概ねレース志向よりも長い傾向にある。

フレームリーチ

水平換算のトップチューブ長とBB中心から垂直方向で交わる点からヘッドチューブまでの長さ。ステム長、ハンドル落差と合わせてポジションを決める要素となる。

フレームセットバック

水平換算のトップチューブ長とBB中心から垂直方向で交わる点からシートチューブまでの長さ

自分にあったサイズは?

基本的には股下の長さとサドルポジションから決めます。
股下にあわせてフレームサイズを選びましょう。
ジオメトリに書かれている数値が同じであってもフレームメーカーによって解釈が違うので、できれば試乗はしておきたいですね。

バイクショップであればフィッティングをして初心者用にちょうど良いフレームをチョイスしてもらえるはずです。
またフィッティングだけ受けることのできるサービスを用意しているショップもあります。

参考:バイオレーサー|Y’sRoad ワイズロード

どうしてもロードバイクのショップが近くにない場合はメーカーサイトのジオメトリを考慮しつつ決めるしかないですが、その場合はメーカーによってはジオメトリのページに推奨身長が併記されているサイトもありますので参考に。

参考:ORC08/FRC08 | ロード/クロモリ | POS | 自転車 | Panasonic

まとめ

自分にぴったりのフレームが見つかるとそれだけで自転車が愛馬のような気持ちになります。いろいろ試してベストなものを選びたいですね。
自分にあったロードバイクを手に入れたら次に待っているのはポジション出しというこれまたなかなか手強い作業がありますが、それはまたの機会に。

ロードバイクが決まっていざ買うときには、合わせて周辺アイテムも購入しておくと良いですよ。
ロードバイクをはじめて買うときに合わせて購入しておくとよいもの。 | kogfum