連休中に見たい自転車にまつわる映画たち
自転車が好きで連休があったら、もちろん自転車に乗りたいですよね。ただそうもいかない日もあります。そんなときには自転車にまつわる映画で気分転換するのはいかがでしょう。
自転車シーンを見てるだけでも盛り上がってきます。
ということで自転車にまつわる映画をいくつかピックアップしてみました。連休の合間に是非どうぞ。
ヤング・ジェネレーション(原題:Breaking away)
<ストーリー>
インディアナ州の小さな町。大学へ進学しなかったマイクたち4人組は、大学生たちとケンカばかり。ところが、イタリアかぶれの自転車少年デイヴが女子大生キャサリンに恋をしたことから事態は混乱、インディアナポリス名物の自転車レースに挑戦することになる……。
スタンドバイミーの青年版といわれるくらい見事な青春映画です。田舎町でくすぶる若者たちの成長のストーリーが心に響きます。
主人公がトレーラーの後ろを走るシーンが記憶に残ります。なんだか最近うまくいかないな、なんて気分のときにどうぞ。
プレミアム・ラッシュ
<ストーリー>
人と車が激しく行き交うN.Y.。究極のテクニックで大都会を疾走するバイクメッセンジャー・ワイリーは、ある日知り合いの中国人女性・ニマから1通の封筒を託されるが…。
自転車を使ったカースタントといいますか、ニューヨークの混雑した道をピストバイクが疾走するのが見所でしょうか。ピストでもロードバイクでも車道を走った経験のあるひとにはひやっとするシーンが盛りだくさんです。封筒に関するストーリーよりも自転車アクションが気になる作品ですね。爽快な自転車シーンですが安全運転大切です。
茄子 アンダルシアの夏/スーツケースの渡り鳥
<ストーリー:アンダルシアの夏>
スペインのアンダルシア地方を駆け抜ける自転車ロードレース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」を見事に描いた作品。生まれ育った土地から抜け出したいと思っている、地元のロードレーサーのぺぺ。彼はレースの駆け引きの中で、いつの間にか集団の先頭を単独で走ることになる。はたしてゴールまで実力あるベテラン勢から逃げ切ることができるのか。<ストーリー:スーツケースの渡り鳥>
前作のスペイン「ヴェルタ・ア・エスパーニャ」から、日本で開催される「ジャパンカップサイクリングロードレース」へ舞台を移し、チーム・パオパオビールが熱いレースを繰り広げる。
ロードバイク乗りには有名なアニメ映画ですね。レース中のアタック、サポート、ゴール前スプリントなどなどレースの魅力がしっかりと描かれた作品です。チェーンの回転音や息づかい、ギヤの音なども細かく描かれていて素敵です。ゴール前の白熱したシーンでは血が騒ぎます。
またストーリーも人間模様がしっかりと描かれています。
50分程度の短編映画なので気軽に何回も見られるのもよいところです。
スーツケースの渡り鳥 コレクターズ・エディションはパオパオビールのサイクルキャップ付きだそうです。
トップ・ランナー(原題:The flying Scotsman)
<ストーリー>
実在する自転車選手グレアム・オブリーの実話を元にした作品。アワーレコードに自作のバイクで挑み、見事新記録を樹立するが競技連盟幹部は彼を自転車競技会から追い出すために理不尽なルールを掲げ始める。理不尽さを増したルールに従って挑んだ競技中に転倒し、チャンピオンの座を失ったオブリーは自殺未遂を図ってしまう。その後彼を支える妻や友人たちの助けによりドン底から這い上がり、レースへと挑む彼は再び世界最速の男になれるのか―
オールド・フェイスフルと呼ばれる自作のオリジナルバイクでアワーレコードの新記録を打ち立てたグレアム・オブリーですが、その記録は競技のルール改定で公式には抹消されていたのですね。しかも躁鬱に悩まされた時期があったとは。映画ではそんなグレアム・オブリーの苦悩が描かれています。
ベルヴィル・ランデブー
<ストーリー>
戦後まもないフランス。内気で友達のいない孫のシャンピオンに、三輪車を買い与えたおばあちゃん。シャンピオンは夢中になり、来る日も来る日もおばあちゃんの指導のもと厳しいトレーニングを重ね、ついに世界最高峰の自転車競技の祭典、ツール・ド・フランスに参加するまでになる。しかし、レースの最中にシャンピオンが謎のマフィアに誘拐されてしまう…
かなりデフォルメされた癖の強いキャラクター達が繰り広げるシュールでシニカルな物語が魅力的です。自転車レースがメインというわけではないですが、レースで激坂をふらふら登る姿やバカンス気分の観客の様子など面白いシーンがいっぱいです。
まとめ
どの映画も自転車シーンがあるので自転車に乗れない日にはもってこい。ドキュメンタリー系ではないので実際のレースとは違う演出もありますが、それはそれとしてエンターテイメントとして楽しみたいところですね。
連休に自転車に乗れなくてもやもやしたら映画をどうぞ。
冬は自宅でローラーに乗るという方にも、ローラーに乗りながらの映画もオススメです。一本くらいならあっという間です。