無くても大丈夫だけどあると便利な自転車整備用工具あれこれ
冬に自転車に乗る方も乗らない方も、春に向けて自転車の整備はしっかりとしておきたいところですね。
ということで、自転車整備につかうアイテムで無くてもできるけどあると便利なものをピックアップしてみました。
整備慣れしている方にとっては必要ないかもしれないですが、使ってみると意外と便利です。ぜひお試しあれ。
インナーワイヤープライヤー
ブレーキやシフトワイヤーの調整でインナーワイヤーを引っ張りながらボルトを締めるのにいつも苦労するという方も多いのではないでしょうか。
インナーワイヤープライヤーはインナーワイヤーを引いた状態で保持するための工具です。
ディレーラー調整などでうまくテンションをかけておきたいときには便利です。
インナーワイヤープライヤーは引っ張った状態で固定できるようにロック式がおすすめですよ。
通常のプライヤータイプのものは結局片手でいい具合に握り続けていないといけませんが、ロック式なら引っ張った状態で固定できます。
固定しておいてボルトを締めることができるのでとても便利です。
チェーンクリーナー
チェーンを外さずに汚れを落とすことができるチェーンクリーナーです。
フルメンテナンスまではしないけど、ちょっとチェーンをキレイにしておきたいなというときに便利。
使い方ですが、本体内部に回転するブラシがついているので、チェーンを挟むようにセッティングしてディグリーザーなどの汚れ落としを入れてクランクを回すだけです。
個人的にはチェーンは外して洗う方が好きなのですが、ちょっとしか汚れてないし外すほどでもないかなという時もありまして、そんなときにはチェーンクリーナーで済ますこともあります。
ボールポイント付きアーレンキー
通常のアーレンキーでも問題なく整備はできますが、ボールポイント付きは狭いところや、ワイヤーやパーツによって取り回しが難しいところにあるボルトに最適です。
このちょっと斜めでも回せるというだけで結構違うものなんですね。
ボルトゲージ周りやごちゃつくハンドル回りにも便利です。
ケーブル・ワイヤーカッター
ブレーキ・シフトワイヤー交換の際にインナーワイヤーやアウターケーブルを切るための道具です。
インナーワイヤーはニッパーなどでも切れますが、ワイヤーがばらけてしまうことがあります。
刃先の形状が丸くなっているワイヤーカッターならワイヤーがばらけにくく、アウターケーブルもつぶれづらいので綺麗に切れますよ。
アウターケーブルを切った後、穴を綺麗にしておくためのライナーニードル付きがオススメです。
ミッシングリンクプライヤー
チェーンのミッシングリンクがなかなか外せない方にオススメのアイテムです。
ミッシングリンクは案外しっかりとまっていてラジオペンチなどでは外しづらいパーツです。
ミッシングリンクプライヤーは刃先がチェーンをしっかり挟んでくれるのでホント便利です。
自転車用ワークスタンド
これもあると便利。
無くても自転車を逆さまにおいたり簡易のスタンドを使ってメンテナンスすることもできますが、作業効率が全然違います。
ワークスタンド・整備スタンドは前輪を外して乗せるタイプとフレームを挟むタイプがあります。
フレームの直径が太かったりエアロ形状などの場合は前輪を外して使うハンガー固定タイプがよいですね。
洗車もこれがあると楽ですよ。
厚手ゴム手袋
洗車ついでに冬の時期には是非使いたいのが厚手のゴム手袋。
冬場の屋外での洗車は素手では辛すぎます。
あまりに辛くてお湯の出る風呂場にロードバイクを持ち込んで洗ったことがありますが洗いづらいったらないですね。
厚手のゴム手袋なら冬の洗車も安心です。
まとめ
自転車整備は慣れてくれば道具を使わずにできることも多いですが、便利な道具もいろいろあるので試してみるのも良いかと思います。
いままで時間がかかっていた作業でもあっという間にできることもありますよ。
今回紹介した中で個人的に特にオススメなのはインナーワイヤープライヤーとミッシングリンクプライヤーですかね。ワイヤー交換&調整とミッシングリンクを外すことが億劫でしたが道具のおかげですんなりできています。
自転車整備に最低限あると便利なアイテムはこちらの記事でも紹介していますので合わせてどうぞ。
⇒ ロードバイク初心者のための自転車メンテナンスに必要な揃えておきたい道具・工具まとめ | kogfum
便利な道具でさくっと整備を終わらせて、次のライドに出かけましょうー。