温泉とロードバイクを両方楽しめる関東の温泉エリア。伊香保温泉と那須温泉で旅ライドをもっと楽しもう。
朝晩が少し肌寒くなってくると、紅葉狩りや温泉が楽しいシーズンがやってきますね。
もちろんロードバイクでのロングライドにも最適な季節です。紅葉を見るために山へ走る方も多いのではないでしょうか。
日帰りのロングライドもよいですが、温泉のあるエリアで宿泊するロングライドなどどうでしょう。
紅葉、温泉、のんびりと過ごす秋の夕暮れ、涼しい朝のヒルクライム、秋の味覚、すべてを楽しめる自転車と温泉の旅です。
関東でオススメのエリアと見所をピックアップしてみましたので週末のプランにいかがでしょうか。
伊香保温泉と榛名山ヒルクライム
都内からのアクセスしやすい温泉エリアはいくつもありますが、自転車にも相性のよいエリアとなると伊香保など良いのではないでしょうか。
榛名山へのヒルクライムや榛名湖周回コースなど自転車乗りに最高のロケーションです。
また歴史のある温泉街「伊香保温泉の石段街」も近いのでライドのあとの温泉もたっぷり味わえます。
深まる秋の林道を登り、山頂では赤く染まる山と湖の眺め。下り坂での澄んだ冷たい風の爽快感。
走った後の心地よい疲労感とともにゆったりと温泉につかり、もちろん泊まり旅なので帰りの車の心配もなく、温泉の後のビールを思う存分味わえる。
想像しただけでもにやけてしまいますね。
アクセス
電車ならJR渋川駅、車なら関越自動車道の渋川伊香保ICから10㎞程度です。
都内からの自走の場合、新宿からなら荒川沿いに熊谷方面へ向かい国道17号でさらに北上する約140kmです。
自走でのんびり走って初日の宿に向かい、次の日は朝から榛名山を楽しんで日帰り温泉に使ってから、電車で輪行という一泊旅行も良いですね。
見所・走りどころ
渋川についたら伊香保温泉へ向かってそのまま登れば榛名山、榛名湖へのヒルクライムが楽しめます。
県道は道幅もありますが、その分交通量も多いです。横道にそれてもいいかもしれないですね。
温泉は「伊香保温泉石段街」、近くには伊香保森林公園や伊香保おもちゃと人形自動車博物館などもあります。
⇒ 渋川 伊香保 温泉 観光協会 | 観光・石段街・伊香保周辺ガイド
おすすめの宿:専用庭園・露天風呂付き客室の「奥伊香保 諧暢楼」
伊香保温泉石段街を登ったところにある「奥伊香保 諧暢楼」などどうでしょう。
少々高級な宿ですがその分、静かで清潔な客室には庭園・露天風呂付き。ゆっくりとした時間を味わえます。
客室も8室と少ないので他の宿泊客でうるさいということもありません。
客室から庭を眺めながらごろごろしてもよいでしょうし、露天につかりながら眺めるというのもいいですよねぇ。
当日のライドの疲れを癒やしながら、のんびりと露天風呂で次の日の走るコースを考える。素敵すぎます。
レビューでも5点満点でリピート宣言している方も。
那須温泉と那須ヒルクライム
那須も温泉と山と高原が一度に楽しめるロケーションです。夏にはロングライドやヒルクライムイベントも行われていますね。
走りやすい道が多く、車通りの少ないエリアも多いので自転車にも最適です。
以前こちらの記事でも紹介しましたが宿も多く、観光エリアもしっかりしています。
⇒ 大型連休にぜひ!宿泊自転車旅におすすめの関東近郊エリア2選 | kogfum
高原の牧草地帯を走り抜け、色づく山を登る。山の上は気温も低く、紅葉も一層きれいに見えます。
温泉街方面に下れば、冷えた体を温めてくれる足湯を楽しめる温泉神社もあります。
アクセス
電車ならJR宇都宮線の那須塩原駅や黒磯駅。車なら東北自動車道で那須ICが便利です。
自走であれば都内から国道4号に出てひたすら200kmほど北上します。200kmはちょっと大変なので、宇都宮くらいまで輪行で行くとちょうど良いかも。
宇都宮ジャパンカップなどのイベントを見たついでに足を伸ばしてみるのも良さそうですね。
見所・走りどころ
JR黒磯駅や那須ICから県道17号を通って那須街道を登るコースは観光地を抜けてさらに温泉街を通ります。
高原の観光地から温泉街さらにはつづら折りの登坂道へと景色の変化を楽しめます。
また牧場の多い県道305号を登るコースも道幅も広く、草原風景も魅力的です。
温泉では歴史ある「鹿の湯」が有名です。温泉街の真ん中に木造の古い湯屋があります。
また那須岳の近くの北温泉旅館も有名ですね。テルマエロマエで使われた宿です。だいぶ古く、さらに個性的なようですね。
⇒ 那須町観光ガイド|一般社団法人 那須町観光協会 オフィシャルサイト
おすすめの宿:イングリッシュガーデンの「那須温泉 ガーデンハウス バイブリー」
鹿の湯のある温泉街での宿泊もよいですが、歴史ある温泉街なので小さな古い宿がひしめき合っています。
味があるといえば聞こえがよいですが、若干汚いところも。
温泉街での小さな宿もそれはそれで風情がありますが、那須高原は自然豊かな地域なので温泉街から少し離れた静かな場所にある「那須温泉 ガーデンハウス バイブリー」などどうでしょう。
本格的なイングリッシュガーデンとアンティーク家具が魅力的な宿です。
初夏のクレマチスやバラなどの花々、秋の落ち着いた庭などの英国テイストは、和風な温泉宿とは違った趣を求める方にはぴったりです。
ロードバイクでのライドのあと温泉につかってゆっくり足をほぐし、緑豊かなイングリッシュガーデンのテラスでお茶を飲みながらのんびり過ごすというのもいいですね。
まとめ
自転車で温泉旅行。楽しいですよねぇ。
本格的な冬になる前なら日中は暖かい中を走れますし、朝の少しひんやりする中を走るのも気持ちいい。
温泉とのんびりできる宿があれば、たっぷり走ったあとの食事もお酒も格別です。
自転車を使った旅の楽しみ方をもっともっと見つけていきたいですね。
伊香保や那須のほかにも日光鬼怒川温泉エリアも紹介しています。あわせてどうぞ。
⇒ ヒルクライムと温泉ライドが楽しめる日光・鬼怒川温泉エリア | kogfum