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ロードバイクの日焼け対策。肌の弱い人は夏前から早めに準備を。

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暖かくなって自転車で日差しを浴びるのが気持ちいい季節になってきました。
とはいうもののロードバイクで長時間走ればそのぶん日差しにさらされることになるので手足や顔が日焼けしますよね。それがロードバイク乗りの証でもあるのですが、肌の弱い人にとっては火傷のようになってしまってひどいときは何日も痛みがでることもあります。困ったものです。
そうならないためにも肌の弱い人にとっては日焼け対策が必要になってきます。

日焼け対策は夏の日差しの強い日はあたりまえですが、実は春から初夏にかけても必要らしく、そのあたり調べてみました。

そもそも紫外線って?

日焼けを防ぐには紫外線をブロックすると良いというのはなんとなくわかっていることと思いますが、そもそも紫外線ってどんなものがあるのでしょうか。
調べてみたところ、肌に影響を与える紫外線には「UV-A」と「UV-B」という二つの波長があるそうです。

UV-A

  • 肌の奥深く、真皮にまで届く
  • 窓ガラスや雲、オゾン層を通過する
  • 色素沈着やシミ・ソバカスだけでなく、シワやたるみなどの原因にも
  • メラノサイトを活性化し、シミ・ソバカスの原因となるメラニンが過剰につくられる。
  • ハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊する。
  • 肌を黒くする

UV-B

  • 肌に炎症を起こし赤くする紫外線
  • 肌の表面に影響を与える
  • 乾燥ダメージやシミ・ソバカスの原因となる
  • 日ざしを浴びた後短時間で影響が出る

ということで「UV-A」のほうが肌の奥まで届き長期の影響があるようです。「UV-B」は真夏の強い日焼けに関わるものですね。

よく春にも紫外線が多いということを聞きますが、これはオゾン層を通過することのできる「UV-A」が影響しているのですね。

春〜初夏は紫外線「UV-A」が多い

真夏に紫外線で日焼けすることは想像しやすいと思いますが、実は春〜初夏の日差しにも紫外線が多いそうです。
原因はオゾン層での吸収がほとんどない「UV-A」が5月頃に多いためです。

日本付近上空のオゾン量は春に多く、夏から秋にかけて少なくなる季節変化をしています。そのため春〜初夏にはオゾン層にブロックされやすい「UV-B」は少ないが「UV-A」は多いということになるわけですね。

気象庁|紫外線に関する質問

日焼け止めクリームのSPFとPA

ということで春〜初夏にかけても「UV-A」のブロックは考えておいたほうが良いみたいです。

日焼け止めクリームに「SPF」と「PA+」という表記がありますが、このうちPA+というのが「UV-A」のブロック具合を表します。
PA++で日常の生活くらいのプロテクトなので、ロードバイクではPA+++以上ならよさそうですね。

真夏の強い日差しにはSPF50+でPA++++という強いプロテクトの日焼け止めがあります。
自分も以前SPF50+の日焼け止めを使っていたことがありますが、日差しと汗で荒れた肌にしみて大変でした。
肌の弱い人は刺激の少ない多少弱めのものを数時間おきに塗り直すとよいですよ。

UVブロックのアーム&レッグカバー

春〜初夏までの気温であればアーム&レッグカバーというのもオススメです。
日焼け止めクリームを塗る手間もないですし、ちょっと肌寒いときにも役に立ちます。

秋冬用のアームウォーマーとの違いは使われている素材ですね。
ウォーマーの場合は防風や裏起毛のある素材ですが、夏用のアームカバーの場合はコールドブラックやfeelfitといった涼しくてUVブロック性能のある素材です。

とくにコールドブラックの製品は付け心地もひんやりとしていて真夏以外であれば暑い日でも使えます。
さすがに真夏の35度を超える炎天下では濡らして使うなどの工夫が必要ですが、ひとつ持っていると便利ですよ。

UVフェイスカバー・マスク

そのほかにも顔のプロテクトにはUVフェイスマスクというのもあります。

これに関しては暑さや息苦しさがあるのでなんとも言えませんが、サングラスの日焼け跡がつくと困る場合は考えてもよいかもしれませんね。
日焼け跡が仕事上あまり好ましくないという職種もあるでしょうからそういう場合は日焼け止めかフェイスカバーですね。
夏場には薄手のスカーフを顔に巻いて走っている人もよく見かけますね。

あと忘れやすい耳や首の後ろ側も結構焼けてしまうのでケアをお忘れなく。

まとめ

気持ちよく走ることのできる春から初夏も紫外線は多いので早めの対策をしておきたい季節です。
肌の強い人や日焼けを気にしない人にとってはなんてことはない日差しでも肌の弱い方や女性には大敵です。
日焼けで肌がボロボロになる前に万全の準備をしたいですね。