肌寒い秋の日に活躍するサイクルウェア小物「アームウォーマー」のタイプ別オススメアイテム
9月も半ばをすぎると朝晩に肌寒さを感じる日が増えてきますね。秋は朝晩の気温差も大きく、ロードバイクのサイクルウェア選びが難しい季節でもあります。
気温差の大きい秋に最適なサイクルウェアの選び方は温度調節のしやすさがポイントになってきますね。
今回はそんな秋の肌寒い日の温度調節に最適なアイテム「アームウォーマー」をタイプ別にいくつかピックアップしてみました。
アームウォーマーはどれでも同じかと思いきや、素材によって使い勝手がだいぶ違います。
初めてアームウォーマーを買うという場合や今使っているアームウォーマーに不満がある場合など、次の1本の参考になればと思います。
一般的なアームウォーマー
多くのサイクルウェアブランドが出している定番アイテムですね。ポリエステルなどの化繊でできているアームウォーマーです。
秋冬用のアームウォーマーは内側が起毛素材になっているものが一般的です。
色や柄をサイクルジャージに合わせてリリースしているブランドも多いのでどのブランドのものにするか迷ってしまいますね。
安いものから高いものまでさまざまな価格がありますが、安い物はただの筒状の場合が多く、肘の曲げ伸ばしが窮屈に感じたり、肘の曲がるところに縫い目がくると擦れてしまう場合もあります。
またアームウォーマー選びでは上腕部分の滑り止めもポイントです。シリコンゴムの滑り止めと幅広の帯状ゴムのものとがあります。
シリコンゴムの滑り止めは締め付けがキツい場合痛くなったりかぶれたりすることもあるので、できれば幅広の滑り止めのものがよいですね。
パールイズミのアームウォーマーは立体的な縫製パターンで作られているのでライド姿勢での肘の突っ張りが少ないのもポイントです。
またラッセルテープの滑り止めなので圧迫も少なくなっています。
基本的にはこのタイプのアームウォーマーがあれば問題ないとは思います。
ただ色や柄をコーディネートしたい場合は機能面よりもウェアに合わせたアームウォーマーを選ぶというのもアリですね。
メリノウールのアームウォーマー
一般的なアームウォーマーの多くはポリエステルなどの化繊ですが、メリノウールを使ったアームウォーマーもあります。
メリノウールは肌触りがよいので化繊のちくちくする感じが苦手な人にはおすすめです。
また汗冷えしにくく、匂いも残りにくいので日中暑くなっても大丈夫。
ただ通気性が良い反面、寒さが厳しい晩秋あたりになると保温性が不安でもあります。
有名なところではサイクルウェアブランドのRaphaの「メリノウールアームウォーマー」があります。
⇒ Merino Arm Warmers | Rapha Site
ちょっとお値段が高いですが、肌触りもフィット感も抜群です。
個人的にメリノウールのウォーマーはRaphaのメリノレッグウォーマーを使っていますが肌触りさらさらで快適です。秋にはぴったり。
防風素材のアームウォーマー
GORE-TEXでおなじみのGORE社の防風生地「WINDSTOPPER(ウインドウストッパー)」などの防風素材を使ったアームウォーマーは秋の早朝や風の冷たい日に最適です。ただし、伸縮性は低いのでサイズ、とくに太さをよく確かめてからの購入がよいですね。
メーカーによっては裏起毛有りタイプもありますし、裏起毛の無いタイプもあります。
この辺りが迷いどころですが、裏起毛の無いウォーマーは保温性は低いので晩秋くらいまでの使用や高強度の練習等に向いています。
防風アームウォーマーにはGORE社のサイクルウェアブランドGORE bike wearの「Universal Gore Windstopper アームウォーマー」というWINDSTOPPERのパネルを使用したアームウォーマーがあります。
⇒ Gore Bike Wear – Universal Gore Windstopper アームウォーマー @Wiggle
WINDSTOPPER部分は伸縮性が低いですが、立体的なパターンなので腕の曲げ伸ばしには影響が少なくできています。
また裏が起毛ではないので日中でも暑すぎず、秋のライドにピッタリです。
個人的にも数シーズン使っていますがなかなかよいですよ。
防水・撥水タイプのアームウォーマー
雨でも使える防水タイプです。実際は完全防水というわけではなく、通気性も考慮して撥水レベルのものが多いようです。
小雨の中一時的に使うには良いかもしれないですが、雨の時間が多いのであれば素直にレインジャケットを着た方がよいかとは思います。
このタイプにはサイクルウェアブランドのカステリに「Castelli Nanoflex Arm Warmers」という防水性の高いアームウォーマーがあります。
⇒ Castelli Nanoflex Arm Warmers @Wiggle
防水性の高いアームウォーマーは同時に防風性も高いものが多いので、このタイプが1本あれば大抵の天候条件をクリアできそうですね。
まとめ
ということでアームウォーマーにもいろいろな素材や特性があります。
初秋は防風起毛無しまたはメリノウール、晩秋〜初冬にかけて裏起毛付きの一般的なアームウォーマーと使い分けるのも良いかと思います。
アームウォーマーが苦手だという人はジャージの下に着るインナーを冬用の長袖ベースレイヤーにするという選択肢もありますね。
⇒ ロードバイクの冬用ウェアの要はベースレイヤー(インナー)。選ぶポイントは汗冷えに強いか。 | kogfum
いろいろ試してみてしっくりくるウェア小物が揃うとライドのモチベーションも上がります。
アームウォーマー以外にも秋のサイクルウェアの組合せをこちらで紹介しています。合わせてどうぞ。
⇒ 秋冬のロードバイクで活躍するレッグウォーマー選びのポイントとタイプ別オススメアイテム | kogfum
⇒ ロードバイクの秋用ウェア選びに悩んだら。タイプ別オススメコーディネート | kogfum